こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
人生にはさまざまなライフイベントがあります。結婚、住宅購入、子どもの教育、そして老後…。これらのイベントはすべて、資金計画や投資戦略に影響を与えます。ライフプランを意識せずに投資を始めると、無理な運用や資金不足につながることがあります。
今回は、各ライフステージに応じた投資戦略の考え方を整理してみましょう。
結婚前後 — 生活基盤の安定を優先
- 結婚直後は、家計の安定が最優先です。
- 生活防衛資金(生活費の3〜6か月分)を確保したうえで、少額の積立投資から始めるのがおすすめです。
- 共働きの場合は、収入の増減やボーナスを活用して、無理のない範囲で投資資金を確保すると安心です。
住宅購入 — 借入と投資のバランス
- 住宅ローンを組む場合、投資と返済のバランスが重要です。
- 「借入金利>期待リターン」の場合は、ローン返済を優先する方がリスクが低くなります。
- 無理のない返済計画を立てたうえで、余裕資金で積立投資やiDeCoを活用するのが賢明です。
子どもの教育資金 — 長期計画で積立
- 教育資金は、将来的にまとまった支出が発生します。
- 学資保険やジュニアNISA、iDeCoなど、長期運用と税制優遇を活かせる制度を活用するのがポイントです。
- 早めに計画を立てて積み立てれば、無理なく必要資金を準備できます。
老後 — 資産取り崩しの計画も視野に
- 老後は、積み上げた資産を取り崩しながら生活するフェーズです。
- リスク資産だけでなく、現金や債券など安定資産も組み入れ、心理的な安心感を確保することが重要です。
- 退職金や年金、生活費のバランスを見ながら、取り崩しシミュレーションを行うと、不安を減らせます。
最後に
ライフプランに合わせた投資戦略は、単に資産を増やすだけでなく、安心して人生を楽しむための基盤でもあります。各ステージで必要な資金と投資方針を見直しながら、無理のない資産形成を心がけましょう。
小さな一歩の積み重ねが、長期的な資産形成につながります。興味のある方は #慎一のマネー講座 もよろしくお願いします!