こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
長期投資は資産形成の基本ですが、心理的な罠に陥ると思わぬ損失やストレスにつながることがあります。市場の変動に一喜一憂して投資方針を崩すことは避けたいものです。今回は、長期投資で注意したい心理の落とし穴と、その対処法を整理してみます。
短期変動に一喜一憂する
株価や投資信託の価格は日々変動します。
- 短期的な下落で焦って売ってしまう
- 上昇局面で「もっと上がるはず」と追加投資してしまう
長期投資では、短期の値動きはノイズとして受け流すことが大切です。
損失回避の心理
人は損をすることに強く反応し、回避したくなる心理があります。
- 損切りができず、含み損を抱え続ける
- 市場全体の下落で怖くなり、リスク資産を一気に売却
この心理を理解しておくと、冷静にリスク管理ができます。
過信による行動の誤り
自分の判断や予測を過信することで、投資計画を崩してしまうこともあります。
- 過去の成功体験に固執してしまう
- 他人の意見に左右されすぎて方針がブレる
計画通りの積立投資や分散投資を維持することが、長期的な成果につながります。
対処法
- 自動積立・定期リバランスで感情的判断を減らす
- 資産配分を明確化してリスク許容度を確認
- 定期的に投資目的を振り返ることで心理のブレを防ぐ
最後に
長期投資で重要なのは、市場の上下に一喜一憂せず、計画をコツコツ続けることです。心理の罠を知り、冷静に対処することで、安心して資産形成を進められます。
小さな習慣が、大きな自由と安心につながります。
