【副業のお金学】副業収入の税金と節税テクニックを押さえる

2025年9月29日

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芹沢慎一

こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。

副業を始める人が増える中で、見落としがちなのが「税金」の部分です。収入が増えることは嬉しい反面、税金の仕組みを知らないと、思わぬ負担を背負うことになります。今回は、副業収入にかかる税金の基本と、押さえておきたい節税テクニックを整理してみます。

副業収入にかかる税金の基本

副業収入は「給与所得」か「雑所得・事業所得」に分類され、税額の計算方法が異なります。

  • 給与所得の場合:本業と合算され、所得税が累進課税で計算される
  • 雑所得・事業所得の場合:経費を差し引いた所得に対して所得税がかかる

ポイントは、副業でも経費や控除を正しく使えることです。

節税につながる3つのテクニック

1. 経費の把握

副業に必要な費用は「経費」として申告可能です。

  • パソコンや書籍代
  • 電気代や通信費の按分
  • 交通費

正しく経費を計上すれば、所得が減り、税額も抑えられます。

2. 青色申告の活用

個人事業主として副業を申告する場合、青色申告特別控除を活用すると最大65万円の控除が受けられます。

  • 複式簿記の作成が必要
  • 正確な帳簿管理で節税効果大

3. 所得控除の見直し

副業収入が増えると、控除の種類によって節税できる余地があります。

  • 生命保険料控除
  • 小規模企業共済掛金控除
  • ふるさと納税

これらを組み合わせることで、手元に残る金額を増やすことが可能です。

税金対策の心構え

副業は「収入を増やすこと」が目的ですが、税金で損をしないことも資産形成の一部です。

  • 確定申告は期限内に正しく行う
  • 経費や控除は漏れなく計上する
  • 必要に応じて税理士や専門家に相談する

最後に

副業収入の税金と節税テクニックを理解することは、手取りを増やすだけでなく、安心して副業を続ける土台になります。収入を増やす努力と同じくらい、税金の知識を身につけることが重要です。

このブログを読んでくださった方に感謝を込めて。また次の記事でお会いしましょう。