こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
副業を始める人が増える中で、見落としがちなのが「税金」の部分です。収入が増えることは嬉しい反面、税金の仕組みを知らないと、思わぬ負担を背負うことになります。今回は、副業収入にかかる税金の基本と、押さえておきたい節税テクニックを整理してみます。
副業収入にかかる税金の基本
副業収入は「給与所得」か「雑所得・事業所得」に分類され、税額の計算方法が異なります。
- 給与所得の場合:本業と合算され、所得税が累進課税で計算される
- 雑所得・事業所得の場合:経費を差し引いた所得に対して所得税がかかる
ポイントは、副業でも経費や控除を正しく使えることです。
節税につながる3つのテクニック
1. 経費の把握
副業に必要な費用は「経費」として申告可能です。
- パソコンや書籍代
- 電気代や通信費の按分
- 交通費
正しく経費を計上すれば、所得が減り、税額も抑えられます。
2. 青色申告の活用
個人事業主として副業を申告する場合、青色申告特別控除を活用すると最大65万円の控除が受けられます。
- 複式簿記の作成が必要
- 正確な帳簿管理で節税効果大
3. 所得控除の見直し
副業収入が増えると、控除の種類によって節税できる余地があります。
- 生命保険料控除
- 小規模企業共済掛金控除
- ふるさと納税
これらを組み合わせることで、手元に残る金額を増やすことが可能です。
税金対策の心構え
副業は「収入を増やすこと」が目的ですが、税金で損をしないことも資産形成の一部です。
- 確定申告は期限内に正しく行う
- 経費や控除は漏れなく計上する
- 必要に応じて税理士や専門家に相談する
最後に
副業収入の税金と節税テクニックを理解することは、手取りを増やすだけでなく、安心して副業を続ける土台になります。収入を増やす努力と同じくらい、税金の知識を身につけることが重要です。
このブログを読んでくださった方に感謝を込めて。また次の記事でお会いしましょう。