こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
投資で成果を左右するのは、どの銘柄を選ぶかだけではありません。
実は「どの資産をどの割合で持つか」という資産配分(アセットアロケーション)の方が長期的には重要です。
今回は、株式・債券・現金の比率について、基本原則と考え方を整理してみます。
株式:資産成長の主役
株式は長期的に最も高いリターンが期待できる資産です。
その反面、価格の変動が大きく、短期的には資産が大きく減ることもあります。
長期投資では、成長のポテンシャルを活かすために一定割合を確保することが基本です。
債券:安定性を補う柱
債券は株式よりも値動きが小さく、下落リスクを抑える役割があります。
資産全体のブレ幅を減らす安定材として、ポートフォリオに組み込むと心理的にも安心です。
現金:流動性と安心の確保
現金は投資効率は低いものの、すぐに使える資金や生活防衛資金として重要です。
市場の急変時でも取り崩せるため、ポートフォリオ全体の安全弁として機能します。
資産配分の考え方
- 目的に応じて比率を決める
老後資金、教育費、住宅購入など、目標に応じてリスクの取り方を調整します。 - リスク許容度を考慮する
価格変動への耐性が低い場合は、株式比率を下げ、債券や現金を多めに。 - 定期的に見直す
年齢や市場環境によって、株式・債券・現金のバランスを微調整することが望ましいです。
バランスが資産形成の鍵
資産配分を意識することで、長期的な成長と心理的安定を両立できます。
銘柄選びに悩む前に、まずは全体の比率を整えることが、効率的な資産形成の第一歩です。
最後に
資産配分は、投資成果だけでなく、心の安定にも直結します。
自分の目標とリスク許容度に合った比率を設定し、長期的な資産形成を無理なく進めていきましょう。
ではまた、コーヒー片手にゆるりと語り合いましょうね。