【家計管理の盲点】家計簿アプリを使っても“貯まらない人”が犯しやすい落とし穴

2025年9月1日

//

芹沢慎一

こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。

便利な家計簿アプリ。自動で収支を記録し、グラフや分析もしてくれるため、使っている方は増えています。
しかし、アプリを導入しても思うように貯金が増えない……そんな悩みを抱える人も少なくありません。
今回は、家計簿アプリを使っても“貯まらない人”が陥りやすい落とし穴について解説します。

落とし穴1:入力だけで安心してしまう

家計簿アプリに毎日収支を入力すること自体は素晴らしい習慣です。
しかし、入力して満足してしまうだけでは、お金は増えません。
記録は“把握”であり、行動に結びつけなければ意味がないのです。

  • 「記録したからOK」と思って使い続ける
  • 支出の見直しや予算設定を後回しにする

こうした習慣が貯まらない原因になります。

落とし穴2:目標やルールが曖昧

家計簿アプリは便利ですが、目標設定やルールがなければ、記録はただのデータに過ぎません。

  • 何にいくら使うかの上限を決めていない
  • 貯金目標を具体的に設定していない
  • ボーナスや臨時収入の使い道を明確にしていない

目標が曖昧だと、支出の増減を把握しても行動が変わりません。

落とし穴3:家族の協力が不足

特に共働き家庭や家族とお金を共有している場合、家計簿アプリだけでは不十分です。

  • 収入や支出の共有ができていない
  • 使い方のルールがバラバラ
  • 家族の無駄遣いに気づけない

アプリで記録しても、家族全体の意識が揃わなければ、貯金は思うように増えません。

落とし穴を防ぐ3つの対策

  1. 記録だけで終わらず、振り返りを習慣化
     毎週・毎月、アプリのデータを見ながら無駄遣いを洗い出す。
  2. 目標とルールを明確に
     「毎月3万円貯金」 「外食費は月1万円まで」など、数字で具体化する。
  3. 家族と共有する
     家計簿アプリの共有機能を使い、家族全員で支出・予算を把握する。

最後に

家計簿アプリは便利なツールですが、ただ記録するだけではお金は増えません。
記録→振り返り→行動改善、このサイクルを意識することが大切です。
アプリを使うなら、目標やルールを設定し、家族も巻き込みながら賢く活用しましょう。

今日も読んでくださりありがとうございます。次回もお楽しみに!