こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
毎月、給料日が近づくと「今月はやりくりできるだろうか」と不安になる方は少なくありません。
この不安を解消するカギとなるのが、いわゆる「生活防衛資金」です。
生活防衛資金とは、予期せぬ出費や収入減に備え、あらかじめ確保しておくお金のこと。
今回は、給料日前の不安を軽くする生活防衛資金の作り方を整理してみましょう。
生活防衛資金の基本
生活防衛資金は、まず「何に使うか」を明確にします。
- 家賃や光熱費など毎月の固定費
- 食費や日用品など生活費
- 医療費や急な出費
目安として、1〜3か月分の生活費を確保しておくと安心です。
これがあるだけで、給料日前の“お金の心配”は大幅に減ります。
少額からでも貯める工夫
生活防衛資金は、一度に多額を貯める必要はありません。
小さなステップでも積み上げることが大切です。
- 毎月1,000円でも別口座に自動積立
- ボーナスの一部を防衛資金に回す
- 不要なサブスクや手数料を見直す
こうした少額の積み重ねが、安心の土台を作ります。
生活防衛資金の管理ポイント
ただ貯めるだけでなく、管理方法も重要です。
- 別口座に隔離する
生活資金とは別の口座に置くことで、使ってしまうリスクを防ぎます。 - 使うのは本当に緊急時のみ
「ちょっと足りないから」では使わず、本当に必要なときだけ。 - 時々見直す
生活費が変われば、防衛資金の目安額も変わります。
年に1回程度、金額を確認して調整しましょう。
最後に
生活防衛資金は、単なる貯金ではなく“心の安心”です。
給料日前の不安が和らぎ、日々の生活に余裕が生まれます。
まずは少額でもいいので、手元に置くことから始めてみましょう。
今日も読んでくださりありがとうございます。次回も一緒に家計力を高めていきましょう。