こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
「毎月3万円を貯金に回すぞ!」
そんな目標を立てても、予期せぬ出費であっという間に消えてしまうことはありませんか?
実は、貯めることよりも“守る”ことのほうが、家計を安定させ、将来の安心につながるのです。
今回は、月3万円を無理に積み上げるよりも、まず守ることに意識を置く理由を整理してみましょう。
“守る”ことの重要性とは
お金を貯めるには収入を増やすか、支出を減らすしかありません。しかし、収入は簡単には増えませんし、支出を極端に減らすと生活の質が下がります。
だからこそ、まずは「現状の資産や収入を守る」ことに注力するのが賢明です。
- 不要な手数料を払わない
- クレジットカードの使いすぎを防ぐ
- 無駄なサブスクや保険料を見直す
こうした小さな工夫だけでも、月3万円以上の“無駄な流出”を防げることがあります。
家計の“防御力”を高める
守るためには、家計の防御力を意識することが大切です。
- 固定費の最適化
携帯料金や光熱費、保険料など、毎月自動で出ていく費用を見直すだけで大きな節約につながります。 - 自動引き落としの管理
必要ない支出を自動で引き落とされないよう整理することで、知らず知らずのうちにお金を守れます。 - 緊急予備資金の確保
給料1~2か月分の生活費を別口座に置くだけで、予期せぬ出費があっても貯金を減らさずに済みます。
貯めることは守ったあとに
守ることができて初めて、安心して貯金に回せます。
貯めることだけに意識を向けると、ちょっとした出費で計画が崩れ、ストレスになりがちです。
守る→貯める、この順番を意識することで、家計管理は格段に安定します。
最後に
お金を増やす前に、まず“守る力”を育てる。
守ることで生まれた安心感は、家計の選択肢を広げ、貯金や投資の成功につながります。
小さな防御力の積み重ねが、未来の大きな安心につながるのです。
それでは、また次の記事で一緒に家計力を高めていきましょう。