こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
子育て世代にとって、「教育資金」は最も大きなテーマのひとつです。
塾代や習い事、高校・大学進学にかかる費用……親として「子どもの未来のために惜しみなくお金を使いたい」と考えるのは自然なことです。
しかし忘れてはいけないのが、「親自身の自己投資」もまた、未来を切り開くために重要だということ。
子どもに教育資金を注ぐことと、親がスキルや知識を磨き続けること。その両輪が回ってこそ、家庭の未来はより豊かなものになります。
教育資金は「投資」か「消費」か
教育資金は、ただの支出ではありません。
学びに投じたお金は、将来的に子どもの収入や人生の選択肢を広げる「投資」と考えることができます。
ただし、やみくもに支払えば投資になるわけではありません。
- 子どもの得意分野を伸ばす
- 自分の意志で学べる環境を整える
- 無理のない範囲で計画的に積み立てる
この3つを意識することで、教育資金は“消費”から“投資”へと変わります。
親の自己投資が子どもの未来を変える
「教育=子どもにお金をかけること」と考えがちですが、実は親自身の成長が子どもに与える影響は大きいのです。
資格取得や副業スキルの習得、読書やセミナーでの学び。
そうした自己投資は、直接的には収入アップにつながるだけでなく、「学び続ける背中」を子どもに見せることにもなります。
親の姿勢は、家庭の教育現場そのもの。
「学ぶことは価値がある」と体現することが、子どもの学びへの意欲や価値観を育てるのです。
バランスをどう取るか
教育資金と自己投資のバランスは、家庭ごとに異なります。
重要なのは「どちらも未来への投資」と認識し、比べるのではなく補い合うものとして考えること。
例えば、子どもの学資保険やジュニアNISAで教育資金を積み立てつつ、親は少額でもキャリア形成の講座に投資する。
こうした小さな工夫でも、家族全体で未来への種まきをしていることになります。
最後に
お金は使い方次第で、子どもと親、双方の未来を豊かにする力を持っています。
教育資金と自己投資、どちらか一方ではなく両方を意識することで、家庭全体の成長につながります。
それでは、このブログを読んでくださった方に感謝を込めて。 また次の記事でお会いしましょう。