こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
ここ数年、副業ブームが加速し、多くの人が「自分も何か始めなきゃ」と考え始めています。しかし実際には、思うように続かなかったり、時間や労力ばかりかかってしまったりと、理想と現実のギャップに悩む人も少なくありません。
その理由のひとつが「好きでもないことを副業にしている」ことです。続けられる副業の最大の要素は「楽しさ」と「没頭感」。
今回は、“好きなこと”をお金につなげる副業思考法について掘り下げてみましょう。
好きなことが副業の「燃料」になる
副業は「小さな起業」とも言えます。最初は利益が出にくく、地道な積み重ねが必要です。
この時に「お金のためだけ」に取り組んでいると、どうしても心が折れやすい。
一方で、自分が好きなことや得意なことを軸にすれば、行動が自然に習慣化します。
たとえば——
- ゲームが好きなら「レビュー記事」や「配信」で表現できる
- 写真やカメラが趣味なら「ストックフォト」や「撮影代行」が可能
- 読書好きなら「書評ブログ」や「要約サービス」という形もある
好きだからこそ、学び続けられ、改善できる。副業は“情熱”が長期的な燃料になるのです。
「好き」を収益化に変える3つの視点
単に好きなだけではお金になりません。
副業に育てるには「どうやって人に価値を提供できるか」を考える必要があります。
- 知識やノウハウをシェアする
ブログ、YouTube、SNSで情報発信。自分の経験や知識が誰かの役に立つ。 - スキルや作品をサービス化する
イラスト、翻訳、文章、デザイン。スキルをクラウドソーシングやマーケットで販売。 - 体験やプロセスをコンテンツに変える
子育て、資格勉強、旅行記。自分の過程そのものが共感や参考になる。
こうした工夫を重ねると、「好き」が「役立つもの」へと転換し、そこに収益の入口が開かれます。
小さく始め、着実に育てる
副業は「初めから大きく稼ぐ」必要はありません。
月に数千円の収益でも、それが続けば年間で数万円。そして経験が積み重なることで、次の挑戦の基盤になります。
さらに、副業で培ったスキルは本業に波及することも多いのです。文章力、交渉力、ITリテラシー、こうした力は、副業から本業へ、そして人生全体へと波及効果をもたらします。
最後に
副業とは「お金を稼ぐ手段」であると同時に、「自分の好きなことを社会とつなげる実験場」です。
最初の一歩は小さくても構いません。今日から、好きなことをほんの少し形にしてみてはいかがでしょうか。
それでは、このブログを読んでくださった方に感謝を込めて。 また次の記事でお会いしましょう。