こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
これまで多くの方とお金の相談に向き合ってきましたが、意外とよく聞かれるのが「貯金がゼロなのですが、今からでも間に合いますか?」という声です。
結論から言えば、間に合います。
むしろ「ゼロの状態だからこそ、最初の一歩を正しく踏み出せる」ケースも少なくありません。今日は、貯金ゼロから始めるマネーリテラシー革命について、私の視点からお話ししていきます。
なぜ“ゼロ”がチャンスになるのか
貯金がある程度あると、安心感から浪費してしまうことがあります。たとえば、ボーナスが振り込まれた瞬間に気が大きくなり、衝動的に買い物をしてしまう。これは誰にでもある経験でしょう。
一方で、貯金ゼロからのスタートは「お金を使う仕組みを整えないといけない」という強制力が働きます。
ここで正しい習慣を身につければ、後々の資産形成は格段にスムーズになります。
ステップ1:支出の見える化
まずやるべきは「今のお金の流れを正しく把握すること」です。
家計簿アプリを使ってもいいですし、手書きでも構いません。重要なのは「何に、いくら使っているのか」を客観的に知ること。
私がサポートしてきた方々も、このステップで「意外とコンビニに使っていた」 「サブスクが重複していた」と気づき、大きな改善につながりました。
ステップ2:先取り貯金を“強制的に”仕組み化
「余ったら貯金する」では、ほとんどの場合ゼロに終わります。
給与が振り込まれたら、まず自動的に一部を別口座に移す仕組みを作りましょう。
最初は月5,000円でも構いません。ポイントは、“使えないお金”を先に作ることです。これが「ゼロから脱出するための革命の第一歩」となります。
ステップ3:小さな投資に挑戦
貯金がある程度できたら、少額でも投資に触れてみることをおすすめします。
たとえば積立NISAやiDeCoは、長期的にお金を育てる仕組みとして有効です。
「投資は怖い」と感じる人も多いですが、少額から始めることで“お金が働く感覚”を実感できます。ここで得られる気づきは、机上の勉強よりも大きな財産になります。
ステップ4:マインドセットを整える
貯金ゼロからの出発点では、焦りや不安がつきまとうものです。
しかし「少しずつ進めばいい」と自分を許すことが、最終的な継続力を生みます。
お金との関係を“敵”ではなく“仲間”と捉えること。これがマネーリテラシー革命の本質です。
最後に
貯金ゼロからのスタートは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、「正しい知識と仕組みを取り入れるタイミング」を得たとも言えます。
焦らず一歩ずつ、仕組みと習慣を整えていきましょう。
それではまた次回。 #慎一のマネー講座 もよろしくお願いします。