【マネーリテラシーの盲点】自分も知らなかった“銀行の手数料トリック”

2025年8月27日

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芹沢慎一

こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。

銀行の手数料、意識していますか?
「ATMでお金を引き出すときに少し取られるだけ」と思っている方も多いでしょう。ですが、実際には日々の取引や口座の管理でも、知らず知らずのうちにお金が減っているケースがあります。今日は、私自身が体験して気づいた“銀行の手数料トリック”を紹介します。

ATM利用手数料は“無料の錯覚”

例えば、平日の昼間ならATM手数料は無料のことが多いです。しかし、土日や夜間に引き出すと1回につき100〜200円取られることがあります。

「たった100円くらい」と思うかもしれませんが、1カ月に数回引き出すだけでも年間で1,000円以上。複数口座で取引していると、気づかないうちに数千円単位になります。

振込手数料の落とし穴

同じ銀行内での振込は無料でも、他行への振込は手数料がかかります。
企業や不動産、習い事の支払いで他行振込を繰り返すと、年間で数万円のコストになることも。

私自身も以前、家賃や光熱費の振込を別銀行からしていたため、毎月400円×12回で4,800円も損していました。
小さな金額ですが、積み重なると大きいですよね。

口座維持手数料と条件付き無料

「口座維持手数料はない」と思っていた口座でも、条件付き無料の場合があります。
条件は「給与振込」 「クレジットカード引き落とし」 「一定の預金残高」など。
もし条件を満たしていなければ、毎月数百円の手数料が発生するケースがあります。

私の場合、給与口座を変更した月に条件を見落としていて、初めて手数料が引かれたときは地味にショックでした。

手数料を減らす工夫

  1. ATM引き出しは平日昼間にまとめる
  2. 振込はなるべくネットバンキングで無料条件を活用
  3. 口座維持手数料の条件を常にチェックする

これだけでも年間で数千円〜数万円の節約になります。
「たった数百円」と思わず、積み重ねのインパクトを意識することが大切です。

最後に

銀行の手数料は小さな“見えない出費”ですが、気づかずに放置していると長期的には大きな損失になります。
私自身、実体験を通して「数字だけでなく仕組みを知ること」の重要性を痛感しました。

小さな気づきが、あなたの資産を守る第一歩になります。
ではまた、コーヒー片手にゆるりと語り合いましょうね。