【知らなきゃ損】会社の福利厚生で“実は使ってない制度”まとめ

2025年8月22日

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芹沢慎一

こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。

「給与明細は毎月しっかり見ているけれど、福利厚生についてはあまり把握していない」
そんな方は意外と多いのではないでしょうか。

実は会社員の“隠れた収入源”とも言えるのが福利厚生。
企業が従業員のために用意している制度は、使わなければゼロ円のままですが、賢く使えば家計に数万円単位の差が生まれます。

今日は、特に見落とされやすいけれど「使っていないと損」と言える福利厚生制度をまとめてご紹介します。

健康診断・人間ドックの補助

多くの会社では、年に一度の定期健康診断が無料で受けられます。
ここまでは多くの方が知っていますが、「人間ドック費用の補助」まで活用している人は案外少ないもの。

40代以降になると、会社によっては数万円分の補助が出るケースもあります。
「病気を早期発見できる」だけでなく「自己負担が減る」という点でも大きなメリットです。
気づかないうちに見逃している人が多い代表例です。

資格取得や学習支援制度

「スキルアップのために自己投資を」と言われますが、資格受験費用や通信教育の受講料を会社が負担してくれるケースがあります。
英語、簿記、IT系の資格など、幅広いジャンルに対応していることが多いですね。

これを知らずに自費で受験したり、スクールに通ってしまうと大きな損。
社内のイントラネットや人事部の案内をチェックしてみると、思わぬ補助が隠れているかもしれません。

宿泊施設やレジャーの優待

福利厚生サービスに加入している会社では、ホテルや旅館、テーマパークの利用料が割安になることがあります。
「社員旅行で使ったきり」という人もいますが、個人旅行や家族での利用も可能な場合が多いんです。

ちょっとした旅行や外食が2割〜3割引になるだけで、年間にすると数万円レベルの差。
特に子育て世代にとってはありがたい制度です。

住宅関連の支援

住宅手当や家賃補助は有名ですが、最近は「引っ越し費用の補助」「住宅ローンの金利優遇」といった制度を設けている企業もあります。
大きな金額が動く分、活用できれば効果は絶大です。

新生活を始める際に「会社の制度を調べていなかった」というのは、非常にもったいないこと。
長期的な家計に直結する制度なので、しっかり確認しておきたいポイントです。

最後に

福利厚生は“使わなければ存在しないのと同じ”。
毎月の給与に比べて目立たない存在ですが、きちんと調べて活用するだけで家計がじわりと楽になります。

手取りを増やすのは簡単ではありませんが、「すでに用意されている制度を活かす」ことならすぐにできるはず。
ぜひ、あなたの会社の福利厚生を改めて見直してみてください。

数字だけでは測れない、“安心感”や“ゆとり”をくれるのも福利厚生の魅力です。
次回はまた違った角度から、お金との付き合い方を一緒に考えていきましょう。