こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
お子さんがいるご家庭にとって、大きなテーマのひとつが「教育費の準備」。
大学進学までに必要な金額は、一般的に数百万円から私立だと1,000万円を超えるとも言われます。
「そんな大金をどうやって準備すればいいのか…」と、不安を感じる方も多いでしょう。
今日は、我が家でも実践している「投資と貯金の二刀流」という考え方を紹介します。
教育費は“時間との戦い”
教育費の特徴は「使う時期が決まっている」ことです。
高校や大学進学といったタイミングに合わせて、必ず出費が発生します。
つまり、退職後に自由に使う老後資金とは違い、“時間との戦い”なのです。
この性質を踏まえた準備が欠かせません。
我が家の二刀流戦略
教育費を「貯金」と「投資」で分けて準備するのが、我が家の基本スタンスです。
- 短期的に必要な分は貯金で確保
入学金や塾代など、数年以内に使う予定のお金はリスクを取らず、定期預金や積立型の口座で確保。
これは“確実に使えるお金”として置いておきます。 - 長期的に使う分は投資で育てる
大学入学まで10年以上ある場合、その間にインフレや物価上昇のリスクも。
そこで投資信託などを活用し、少しずつ資産を育てていきます。
積立NISAやジュニアNISA(※制度終了後はつみたて活用)といった制度も後押しになります。
なぜ二刀流が安心なのか?
貯金だけではお金が育たず、インフレで実質価値が下がる可能性があります。
一方、投資だけでは教育費の必要なタイミングで暴落に巻き込まれるリスクもある。
だからこそ、
- 「直近の支出」は貯金で守る
- 「長期の準備」は投資で育てる
この二刀流が現実的で安心感のある方法なのです。
最後に
子どもの教育費は「人生の三大資金」のひとつ。
大切なのは、無理なく、でも着実に準備していくことです。
「投資と貯金の二刀流」で、未来の安心を少しずつ形にしていきませんか?
学びを小さな一歩につなげていきましょう。それでは!