こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
投資は思った以上に「退屈」だった
投資を始めた当初、私はもっと刺激的な日々を想像していました。
株価が上がるたびに胸が躍り、下がるたびにハラハラするような、いわば「毎日がドラマ」のような展開を。
ところが、現実はそうでもありません。
特にインデックス投資のような長期・積立スタイルでは、やることは「毎月一定額を淡々と入れる」ただそれだけ。
しばらくすると、ほとんど動きのない口座残高を前に「これで本当にいいのだろうか」とさえ感じた時期がありました。
退屈を受け入れたら、肩の力が抜けた
あるとき気づいたんです。
「投資が退屈であること」こそが、実は最大のメリットなのではないかと。
毎日チャートにかじりつく必要もなく、忙しい日々の生活に支障をきたさない。
むしろ「何も起きていない」ことが、将来の成果を静かに育んでいるサインだと考えるようになりました。
すると、株価の上下に一喜一憂していた頃の肩の力がスッと抜けたのです。
“退屈”は敵ではなく、味方だったんですね。
退屈の先に見えるもの
日々は単調でも、気づけば口座の数字は少しずつ積み上がっている。
退屈な時間の積み重ねこそが、未来の安心をつくっていきます。
つまり投資は、派手な勝負を楽しむものではなく、未来に向けて「静かに時間を味方につけるもの」。
退屈を受け入れられるかどうかで、続けられるかどうかが決まるのだと思います。
最後に
投資における退屈は、決してマイナスではありません。
それは、未来の自分が少しずつ豊かになるための“静かな証拠”。
未来を少しでも明るく照らすお金の使い方を、一緒に見つけていければ嬉しいです。