こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
我が家の“お金会議”の始まり
夫婦で「お金について話す時間を持とう」と決めたのは、ほんの小さなきっかけからでした。
月末になると、ふと「今月っていくら使ったんだっけ?」 「積立は大丈夫かな?」とお互いに確認したくなる瞬間があります。
そこで、思い切って「じゃあ、週末に“お金会議”でも開こうか」と提案しました。
会議といっても、カフェオレ片手にテーブルでおしゃべりするくらいの、ゆるい雰囲気です。
意外にも出てきた“未来の旅行”の話
お金の話を始めたときは、固定費や貯蓄のことが中心でした。
でも不思議なことに、話しているうちに自然と「もし子どもが独立したら、二人で行きたい場所ってどこだろう?」とか「老後はどんな時間を過ごしたい?」といった未来の話に広がっていったのです。
私たち夫婦の場合、その話題は“旅行”でした。
ヨーロッパの街並みを歩いてみたいとか、沖縄の離島でのんびりしたいとか、まるで学生時代の夢を語るように盛り上がりました。
“数字”が“夢”に変わる瞬間
面白いのは、ただお金の数字を確認していた時間が、いつのまにか未来のイメージを描く時間に変わったこと。
積立や投資という「いま」の選択が、「未来の旅行を楽しむための資金」に直結しているのだと感じられた瞬間でした。
お金の話というと、どうしても「節約」 「管理」といった堅いイメージになりがちです。
でも、本当は「未来をどう楽しみたいか」を夫婦で語り合うきっかけにもなるんですね。
最後に
“お金会議”をすると、夫婦の心の距離がぐっと近づくのを感じます。
お金は数字でありながら、未来を形づくる物語でもあるのかもしれません。
未来の旅行先を思い描きながら、今できる準備を少しずつ進めていく。
それが夫婦で積み重ねる豊かさなんだろうと思います。
ではまた、コーヒー片手にゆるりと語り合いましょうね。