【投資との距離感】株価アプリを毎日見ていた僕が、3か月間まったく開かなくなった理由

2025年8月19日

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芹沢慎一

こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。

株価チェックが日課だった頃

投資を始めたばかりの頃、私は毎日のように株価アプリを開いていました。
朝起きてまずチェック、昼休みにまたチェック、夜寝る前にもチェック。
わずかな値動きに一喜一憂し、気づけばスマホ画面とにらめっこするのが習慣になっていたのです。

当時の私は「ちゃんと見ていないと不安になる」と思い込んでいました。
でも実際は、見るほど不安が増していたように思います。

“見なくてもいい”と気づいたきっかけ

そんな生活に変化が起きたのは、ある日ふと気づいたからです。
「結局、毎日見ていてもできることはない」——そう悟った瞬間でした。

インデックスファンドでの長期積立を選んだ時点で、私の戦略は“ほったらかし”が基本。
ならば、日々の値動きに心を揺らす必要はない。
むしろ、情報に触れすぎることで「売ったほうがいいのでは?」という余計な雑念が生まれてしまう。

そう思い、思い切って株価アプリをスマホの一番奥のフォルダに移動させたのです。

3か月間、開かなかった結果

最初の数日は「気になるな…」という気持ちがありました。
でも1週間、2週間と経つうちに、その“気になる”はすっかり薄れていきました。

そして気づけば3か月、アプリを一度も開かなくてもまったく困らなかった。
それどころか、むしろ心は軽くなり、投資が「生活の背景」に自然と溶け込んでいったのです。

投資と心の距離感

株価アプリを見なくなって得られたのは「安心」でした。
短期的な値動きはランダムにしか見えません。
そこに感情を振り回されるのは、いわば“ノイズ”に付き合うようなもの。

一歩距離を置くことで、投資はぐっと「気楽」になり、長く続けられるペースをつくれるのだと実感しました。

最後に

投資は「未来のために今日を整える」行為です。
だからこそ、心を疲れさせるやり方では続きません。

株価アプリを開かない勇気が、むしろ投資を続けるための大きな力になることもあるのです。

それでは、このブログを読んでくださった方に感謝を込めて。
また次の記事でお会いしましょう。