【幸せの法則】お金よりも“物語”を集めたほうが幸福度は上がる

2025年8月19日

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芹沢慎一

こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。

「たくさんのお金を持てば、幸せになれる」
そう考える人は少なくありません。

でも実際には、一定以上のお金を得た後の幸福度の上昇は、それほど大きくないことが研究でわかっています。
では、私たちの幸福度をぐっと押し上げるものは何か。
それは「物語」なのです。

お金がくれる幸せの限界

もちろんお金は大事です。
衣食住を整え、教育や医療を受け、安心して暮らすためには欠かせない。
けれど、モノを買う喜びは慣れてしまいやすく、時間が経つと薄れていきます。

「新しいスマホを買っても数か月で慣れる」
そんな経験、誰にでもあるのではないでしょうか。

幸福度を高める“物語”とは?

一方で、人の記憶に長く残り、心を温め続けるのが「物語」です。

  • 友人と一緒に挑戦した旅の思い出
  • 家族で分かち合った小さな成功体験
  • 仕事を通じて生まれた達成感や感謝の言葉

これらはお金で直接買うことはできませんが、「経験」として私たちの中に刻まれ、語り継がれる財産になります。

つまり「物語を集める」とは、経験を資産化することなのです。

お金で物語を買う視点

ここで大切なのは「お金を使って物語を生む」という視点。

  • モノを買うより、体験に投資する
  • 一人で消費するより、人と共有できる時間に使う
  • 未来の自分が語れるようなエピソードを意識して選ぶ

同じお金でも、使い方次第で「ただの消費」にもなれば「物語を育てる投資」にもなります。

最後に

お金は大切ですが、それ自体が幸せを生むわけではありません。
むしろ、お金をどう使って「物語」を集めるかが、人生の幸福度を大きく左右します。

あなたは最近、どんな物語を手に入れましたか?

学びを小さな一歩につなげていきましょう。
それでは、次回もお楽しみに。