こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
投資を始めたばかりの頃、私はとにかく「正解が知りたい」と焦っていました。少しでも効率よく増やしたい、失敗したくない。そんな思いで本やネットを片っ端から調べては、余計に迷子になる日々。
今となっては「あの頃の自分にこれを伝えてあげたい」と思うことがいくつもあります。その中でも特に大切だと思う3つを、今日は共有したいと思います。
値動きに振り回されなくていい
最初の頃は、毎朝のニュースや証券会社アプリのチャートを確認するのが習慣でした。上がれば喜び、下がれば不安になり、結局一日中そのことばかり考えてしまう。
でも長期投資においては、1日や1週間の値動きはほとんど意味がありません。むしろ「変動はあって当たり前」と受け止め、気にしすぎないことが続けるコツだと気づきました。
小さな積立でも大きな力になる
当時の私は「1万円の積立なんて大したことない」とどこかで思っていました。でも1万円を12か月続ければ12万円、10年なら120万円以上。さらに運用の力が加われば、その額は想像以上に膨らみます。
小さな一歩でも続けることが何よりも大きな成果につながる。これは実際に積み立てを継続してきたからこそ、今の私が自信を持って言えることです。
知識より“慣れ”が大事
「もっと勉強してから始めよう」と思っていたら、きっと今も投資は始められていなかったでしょう。実際にやってみて初めて気づくこと、体感して腑に落ちることが圧倒的に多いのです。
もちろん最低限の基礎知識は必要ですが、完璧を求める必要はありません。まずは少額でスタートしてみる。その経験が、知識を生きた知恵に変えてくれるのです。
最後に
投資を始めた頃の自分に声をかけるとしたら、
「焦らなくていい」 「少しずつでいい」 「やりながら学べばいい」
この3つを繰り返し伝えたいと思います。
未来の自分に感謝されるのは、きっと「派手な勝ち方」ではなく、「続けられる形で投資を始めたこと」そのもの。
もし今、不安を抱えている方がいたら、どうか安心して一歩を踏み出してください。小さな行動が、未来に大きな贈り物を運んでくれますから。