こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
積立額を増やしたら出てきた“モヤモヤ”
投資を始めて数年が経つと、多くの人が「積立額を増やしてみようかな」と考える瞬間に出会います。
私も例外ではなく、最初は毎月1万円から始め、あるとき2万円へ、そして3万円へと段階的に増やしました。
ところが、増やした直後にふと頭をよぎるのは、
「もし急にお金が必要になったらどうしよう?」
「生活が苦しくなったら続けられないのでは?」
という漠然とした不安。
額が増えるほど、“投資している実感”と同時に“心理的負担”も増えてくるのです。
「負担」を軽くしたのは“仕組み”だった
そんなとき、私を救ってくれたのは「仕組み化」です。
具体的には、給与振込口座から自動で積立を引き落とす設定をし、手元資金に触れる前に“先取り”する仕組みに変えました。
人間は「あるものを減らす」と感じるとストレスを抱えます。
でも「最初からない」ものだと思えば意外と気にならない。
つまり、生活費の中で「余ったら投資」ではなく「投資をしたあとで生活費」という順序にするだけで、負担感はぐっと減ったのです。
“小さなテスト”が安心を生む
さらに効果的だったのは、一気に増やさず“試運転”すること。
たとえば2万円を3万円に増やしたいなら、最初の3か月は2万5,000円で様子を見る。
その間に生活が苦しくならないか、気持ちがついていくかを確認するわけです。
この“小さなテスト”を挟むだけで、心理的な抵抗感はかなり和らぎます。
投資は長期戦。だからこそ「心が折れないペース」を守ることが、最も大事な戦略だと感じます。
最後に
積立額を増やすときに感じる心理的負担は、誰にでもある自然な感覚です。
だからこそ、仕組み化や試運転で“心の安心”を確保しながら進めることが、長く続けるコツ。
未来に資産を積み上げるためには、まず“今日の自分の気持ち”を守ることが必要なんですね。
それでは、このブログを読んでくださった方に感謝を込めて。
また次の記事でお会いしましょう。