こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
NFTを初めて買った日のこと
ある日、半分ノリで「一度は経験しておこう」と思い、NFTを購入してみました。
正直、最初は「デジタル画像にお金を払うなんて…」と心の中で突っ込みつつ(笑)。
でも実際に購入してみると、思った以上に不思議な感覚がありました。
「自分だけのデータを持っている」という小さな誇らしさ。
これまでの買い物とはまったく違う種類の満足感がありました。
「データにお金を払う」ってどういう感覚?
NFTを持ってみて気づいたのは、「お金を払う対象がモノそのものではなく、コミュニティやストーリーに移っている」ということです。
例えば、ブランドの服を買うときも布地そのものより「ブランドの背景」にお金を払っている部分がありますよね。
NFTはそれを極端にした形で、「物質はないけれど、背景や物語が濃縮された存在」なんです。
価値は“モノ”ではなく“つながり”に宿る
買ったNFTを見返すと、それ自体のデザインよりも、「これを持っている人同士の交流」や「作り手の思い」が価値になっているのを実感しました。
つまり、“価値の正体”は数字や物質じゃなく、人とのつながりや共感にある。
これは株式投資やお金の使い方にも同じことが言えると思います。
銘柄の数字だけでなく、その企業がつくろうとしている未来に共感できるかどうか。
買い物でも、単なる価格の安さより「そこに込められた物語」を感じられるかどうか。
そんな視点が、豊かさにつながる気がしました。
投資や日常のお金の使い方にどうつながるのか
NFTを通じて「価値は移ろうもの」だと学びました。
物質的な価値は劣化していきますが、共感やつながりはむしろ時間とともに深まることもある。
だからこそ、投資も消費も「未来の自分や人との関係にプラスになるか」という視点を持ちたいなと改めて感じました。
NFTはそのことを、ちょっと不思議な形で教えてくれたのです。
最後に
NFTの購入は、ただの実験でしたが、思った以上に大きな学びになりました。
“価値の正体”は、見える数字やモノではなく、その背景にあるつながりやストーリー。
これからも日常の中で「どんな価値にお金を使うのか」を意識していきたいと思います。
このブログを読んでくださったあなたに、心から感謝を込めて。