【日常の比喩】電車の定期券とインデックス投資の共通点

2025年8月19日

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芹沢慎一

こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。

先日、電車の定期券を更新しながらふと気づいたことがあります。
「あれ、これってインデックス投資に似てるな」と。

定期券を持っていると、いちいち切符を買ったり、毎回料金を計算する必要がありませんよね。
最初にお金を払っておけば、あとは通勤でもプライベートでも、安心して電車に乗れる。

これって、毎月コツコツと積み立てるインデックス投資にそっくりなんです。

定期券=長期視点の前払い

定期券は一度に数万円を払います。
その瞬間だけ見ると「高いな」と思うかもしれません。
でも、毎日の通勤を重ねていけば、1回あたりのコストは驚くほど下がっていく。

インデックス投資も同じです。
積立を始めたときは「まとまった利益なんて出ない」と感じます。
けれど、時間をかければかけるほど、コスト効率が良くなり、複利の力で成果が積み上がっていきます。

毎日の小さな手間を減らす

定期券があると、改札で切符を買う手間がなくなります。
それと同じで、インデックス投資の自動積立設定も「考える手間」を減らしてくれる。

投資先を毎回悩む必要もなく、感情に左右されることも少なくなる。
“ほったらかし”にできるのは、思っている以上に大きなメリットなんです。

どちらも「継続」が前提

ただし、定期券も使わなければ意味がありません。
インデックス投資も同じで、途中でやめてしまえば複利の効果は小さくなってしまう。

つまり、「長く続ける」という前提があるからこそ、両方の仕組みが活きてくる のです。

最後に

定期券とインデックス投資。
日常と金融を比べてみると、意外な共通点が見えてきます。
どちらも「最初の一歩は大きく感じるけど、続ければ効率がいい」。

そう思うと、日々の積立も少し気楽に続けられる気がしませんか?

それでは今日はこのへんで。
次に電車に乗るとき、ちょっと思い出してみてくださいね。