【お金は“投票権”である】どんな未来に投票する?

2025年8月18日

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芹沢慎一

こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。

私たちは日々、お金を使い、貯め、投資しています。
その一つひとつの行動は、実は 「未来に対する投票」 だといえるのをご存じでしょうか。

消費は「支持する企業」への投票

たとえば、毎朝コンビニで買うコーヒー。
どのチェーンを選ぶかは、無意識のうちに「その企業を応援します」と票を投じているようなものです。

  • 地元の商店で買えば → 地域経済への一票
  • サステナブルを掲げる企業で買えば → 環境配慮への一票
  • 安さを追求する店で買えば → コスト重視の市場構造への一票

消費行動は、そのまま“未来をどの会社に託すか”という選択になります。

投資は「未来の産業」への投票

株式や投資信託も同じです。
どの銘柄を選ぶかは「この産業に伸びてほしい」 「この企業に社会を支えてほしい」という意思表示。

  • 再生可能エネルギー企業に投資する → 脱炭素社会への一票
  • テクノロジー企業に投資する → 便利で効率的な未来への一票
  • 高配当株に投資する → 安定を重視する社会構造への一票

投資は単なるリターン追求に見えますが、
未来の方向性を決める“票”としての意味が隠れています。

寄付・クラウドファンディングは「理想の社会」への投票

寄付やクラファンはさらにわかりやすい投票行為です。

  • 災害支援への寄付 → 「困ったときは助け合う社会」への一票
  • 子どもの教育支援 → 「学びを保障する社会」への一票
  • アート活動のクラファン → 「文化を大切にする社会」への一票

金額の大小ではなく、一票を投じる行為自体が未来を形づくる力になります。

最後に

「どうせ自分ひとりの支出なんて影響ない」と思いがちですが、
毎日の小さな選択が積み重なり、社会の方向性を決めていきます。

つまり、お金は投票権
私たちは毎日の買い物や投資で、どんな社会に生きたいかを投票しているのです。

あなたは、今日その一票を、どんな未来に投じますか? それではまた、 #慎一のマネー講座 でもお会いしましょう。