こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
インデックス投資を始めたばかりの人から、よくこんな相談を受けます。
「投資信託を買ったら、その後やることがなくて退屈なんです」
これはまさに、インデックス投資の特徴を表す悩みです。
今日は「退屈」とどう付き合うかについて考えてみましょう。
最初はドキドキ、すぐに退屈
最初のうちは口座を開設して、銘柄を選んで、積立設定をして……と新しいことの連続。
でもそれが一段落すると、あとは毎月自動で積立がされるだけ。
- 売買の判断は不要
- 毎日の株価チェックも不要
- 「次はどう動くか」と考える必要もなし
つまり、やることが本当にないんです。
投資というより、ただ“放置”している感覚に近いかもしれません。
退屈=正しい状態
でも、この退屈こそがインデックス投資の本質。
短期売買で毎日ハラハラするのは心身を削ります。
その点、インデックス投資は「退屈であることが正解」なんです。
むしろ退屈を感じられるなら、あなたは長期投資の正しいレールに乗っています。
退屈を楽しむコツ
では、その退屈をどう楽しむか。
私が実践してきた方法をいくつか紹介します。
- 資産の成長を“未来日記”に書く
「10年後、これくらいになっているはず」とシミュレーションを書き残す。 - 投資以外にエネルギーを使う
学びや趣味、家族との時間に集中できるのは、退屈なおかげ。 - ときどき資産状況を振り返る
年に1回くらい、積立額や運用益を記録して“静かな進歩”を確認する。
退屈は、裏を返せば「人生の余白」。
その余白を豊かに使える人こそ、投資でも成果を得やすいんです。
最後に
投資の世界では「退屈に耐えられる人が勝つ」と言われます。
派手さはなくても、淡々と積み立て、退屈を抱きしめて続ける。
結局のところ、投資の醍醐味は「退屈な時間の先にある成果」なんです。
退屈に不安を感じるのではなく、「正しい道を歩いている証拠だ」と安心していい。
それに気づいた瞬間、投資はぐっと気楽になりますよ。
学びを小さな一歩につなげていきましょう。それでは、 #慎一のマネー講座 でまた!