こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
投資をしていると、ときどき聞かれるんです。
「先生は投資仲間と情報交換してるんですか?」
実は正直に言うと、私はほとんど“ひとり投資”でやってきました。
今日はそのことを少しお話ししてみます。
相談できる人がいなかった
私が投資を始めた20代のころ。
周りには株や投資の話をする人はほぼゼロでした。
職場でお金の話をするのは気まずい。
友人に「投資してる」と言えば「ギャンブル?」と返ってくる。
結局、相談できる相手はいなかったんです。
正直、最初の数年は孤独でした。
株価が下がったときも、「自分だけ損してるんじゃないか」と不安になる。
それでも続けられたのには、理由がありました。
支えになったのは“数字”
投資仲間がいない代わりに、私が頼りにしたのは数字でした。
- 長期的に右肩上がりのグラフ(世界の株価指数)
- 複利で増えるシミュレーション表
- 自分の積立額の記録
これを見返すことで、
「今は下がっていても、時間が味方してくれる」
「続ければ必ず資産は育つ」
と自分を納得させることができたんです。
いわば、“未来の自分”を投資仲間にしていた感覚でした。
仲間がいないからこそ得られた強さ
仲間がいないと、逆に良いこともあります。
- 流行りの銘柄に流されにくい
- 他人の損益に心を揺らされない
- 自分の投資方針を守りやすい
SNSやコミュニティでの情報交換は楽しい反面、比べすぎて焦ることもあります。
でも“ひとり投資”なら、ブレずにコツコツ続ける強さが自然と身につきました。
最後に
投資は一人で始めても、一人で続けても、ちゃんと成果が出ます。
大切なのは、「自分なりのルールを決めて、それを守ること」。
もしあなたが「投資仲間がいないから不安」と感じているなら、安心してください。
仲間がいなくても、数字と未来の自分が支えてくれます。
投資は団体戦ではなく、マラソンのような個人競技。
静かに、でも確実に走り続ければ、ゴールにたどり着けるのです。
あなたは「投資仲間」がいますか?
それとも、私のように“ひとり投資”派でしょうか。それではまた次回お会いしましょう。