【投資の悟り?】株価が上がっても下がっても「どうでもよくなる」境地に至るまで

2025年8月18日

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芹沢慎一

こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。

今日は少し個人的な投資体験をお話ししたいと思います。

テーマは

「株価が上がっても下がっても、どうでもよくなる境地」

一見すると投げやりなようですが、実は長期投資にとって大事な心の安定につながるお話です。

一喜一憂で疲れ果てた日々

私がインデックス投資を始めたばかりの頃は、毎日が落ち着きませんでした。

  • 株価が上がれば「もっと買っておけばよかった!」
  • 株価が下がれば「損してしまった、どうしよう…」

夜寝る前にスマホを開いては赤や青の数字に振り回され、心臓がバクバク。
正直に言えば、投資を始めたばかりの頃は、精神的にかなり消耗していたんです。

“積立が止まらない”という安心感

そんな私を変えたのは、「自動積立」の仕組みでした。

毎月決まった日に、証券会社が黙々と投資信託を買ってくれる。
どんなに株価が下がっても、買い付けは続いていく。

ある時ふと、こう思ったのです。

「結局、私が悩んでも悩まなくても、積立は勝手に進むんだな」

その気づきが、気持ちを少しずつ軽くしてくれました。

“数字より習慣”に意識を移す

さらに数年が経つと、資産のグラフが右肩上がりになっているのを目にしました。
短期では乱高下しても、長期では少しずつ育っている。

その経験を重ねるうちに、私はこんな感覚を持つようになりました。

  • 株価が上がっても「まぁ、そのうち下がることもあるだろう」
  • 株価が下がっても「安く買えるならむしろラッキー」

つまり、「どっちに転んでもどうでもいい」という境地に近づいていったのです。
もちろん資産がゼロになっても平気、という意味ではありません。
“日々の値動き”に心を乱されなくなった、ということです。

ゴールは遠くの未来にある

インデックス投資のゴールは「明日」や「来週」ではありません。
10年後、20年後の自分や家族のためにコツコツと積み立てている。

そう思えた時、今日の株価の上下はほとんど意味を持たなくなりました。
むしろ「時間そのものが最大の味方だ」と思えるようになったんです。

最後に

株価の上下に心を振り回されると、投資は長続きしません。
逆に「どうでもいい」と思えるようになった時、投資は一気にラクになります。

  • 上がっても下がっても積立は続く
  • 長期のグラフは少しずつ右肩上がり
  • 未来のために“今”を預けている

これに気づけた時、投資の世界はとても静かで、穏やかなものに変わりました。

「あなたは今、株価にどのくらい心を揺さぶられていますか?」

もし疲れているなら、それは“境地”に近づくサインかもしれません。それでは今回はこの辺で。