こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
今日は「金融詐欺」について。
「自分は大丈夫」と思っている方ほど、実は危ないのがこの分野です。
詐欺は“同じ手口”では終わらない
かつて多かったのは「オレオレ詐欺」。
でも今では、電話だけでなく、SMSやメール、SNSのDMを巧みに使った手口が広がっています。
これはまさに、ウイルスが突然変異を繰り返していく姿とよく似ています。
古い型を駆逐するのではなく、新しい型が次々に登場して、私たちの隙を狙ってくるのです。
“最新型”に対抗するには
ワクチンが古い型にしか効かないように、昔の知識だけでは新しい詐欺に対応できません。
- 「有名企業を名乗るメールだから安心」→ロゴも文面も巧妙に偽装されます
- 「銀行のセキュリティ通知だから信頼できる」→リンク先は偽サイトかもしれません
- 「身近な知人のLINEだから安全」→アカウント乗っ取りの可能性があります
つまり、“知っているつもり”が一番のリスクになるのです。
私たちにできる防御策
詐欺ウイルスに対抗するには、情報アップデートと自己防衛が不可欠です。
- 定期的にニュースや消費者庁の注意喚起をチェックする
- 不審な連絡には「まず疑う」を徹底する
- 大事なお金のやり取りは、必ず複数のルートで確認する
一人ひとりの「免疫力」を高めることが、最大の予防になります。
最後に
金融詐欺は“進化するウイルス”。
完全に消し去ることは難しいからこそ、自分自身が常にアップデートされた防御システムでいることが求められます。
どうぞ皆さんのお金も、大切な健康と同じように守ってください。暮らしを脅かすお金のリスクを一緒に考えていきましょう。