こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
今日は「定期預金」について、ちょっと面白いたとえで考えてみたいと思います。
定期預金=ジムの会員証?
定期預金をしていると、「ちゃんとお金を貯めている」という安心感が得られます。
でもこの感覚、どこかで味わったことがありませんか?
そう、ジムの会員証を財布に入れている時の気持ちに似ているんです。
- 入会しただけで“健康になった気がする”
- 通わなくても“意識高い人”でいられる気がする
- 実際の効果は“利用の仕方次第”
定期預金も同じで、「口座にお金を置いてあるだけで安心してしまう」ことが多いのです。
預けっぱなしの安心感の落とし穴
もちろん定期預金は堅実な手段です。
しかし超低金利の今、利息はほとんど増えません。
「とりあえず定期にしてあるから安心」と思っていると、実はお金がほとんど鍛えられていない状態なのです。
ジムに入会しただけで筋肉がつかないのと同じですね。
お金を“鍛える”ために
ではどうするか?
大切なのは、「定期預金をベースにしながらも、お金を鍛える工夫」を取り入れることです。
- 積立NISAやiDeCoなど“運動メニュー”を少し加える
- 余剰資金の一部を短期・中期の目的別に分ける
- 金融商品はリスク分散を意識して組み合わせる
つまり、“会員証を持つだけ”で満足せず、実際に体を動かす(=お金を働かせる)習慣が必要なのです。
最後に
定期預金は「お金のジムの入会証」。
持っていること自体は安心につながりますが、それだけでは成果は出ません。
お金を本当に鍛えたいなら、会員証を眺めるだけでなく、実際に“運動”を始めてみましょう。
今日もお付き合いいただきありがとうございました