こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
今日は「借りグセ」についてお話しします。
「自分には関係ない」と思う方もいるかもしれませんが、意外と身近なところに芽を潜ませているものなんです。
借りグセの入り口は“小さな借り入れ”
多くの場合、借金は大きな金額から始まるのではありません。
最初の一歩は「ちょっと足りないから」という小さな金額。
- 飲み会続きで給料日まで財布がもたない
- ボーナスで返せばいいからとカードでリボ払い
- 「今だけ」セールに釣られて分割払い
こうした“小さな例外”が、繰り返されることでクセになっていきます。
借りることが「当たり前」になる怖さ
人は一度「借りればなんとかなる」と覚えると、それが心理的な安心材料になってしまいます。
結果として、本来なら見直すべき支出をそのままにして、借金で穴埋めする習慣が定着するのです。
借りグセが怖いのは、金額の大小ではなく「行動の習慣化」にあります。
借りグセを防ぐには?
借りグセを防ぐためには、日常の中で「借りずにやりくりする工夫」を持っておくことです。
- 予備費を生活口座とは分けて用意する
- クレジットカードはリボ・分割ではなく一括を基本にする
- 「欲しいものリスト」を作り、すぐに買わずに一晩寝かせる
“借りる前に立ち止まる習慣”が、借りグセ予防の最強の薬です。
最後に
借金そのものが悪いわけではありません。
問題は「借りることを前提に考えるクセ」がついてしまうこと。
小さな油断が積み重なる前に、自分のお金との向き合い方を一度見直してみましょう。
今日もここまで読んでくださり、ありがとうございます。
#慎一のマネー講座 では、暮らしの中で気づきにくい“お金の落とし穴”を分かりやすく伝えています。