【給料日後の“財布のダイエット”現象】なぜお金はあっという間に消えるのか

2025年8月17日

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芹沢慎一

こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。

みなさんの周りでも、こんな会話を耳にしたことはありませんか?

「給料日直後なのに、もうお金が減ってる…」
「財布がいつの間にかダイエットしてるんだよね」

今日はこの“財布のダイエット現象”について考えてみましょう。

なぜ「給料日直後」が一番危ないのか

給料日を迎えると、人は心理的に“豊かさ”を感じます。
残高が増えたことで気持ちがゆるみ、普段なら我慢できる出費にも財布のひもが緩みがちになるのです。

  • ちょっと贅沢なランチ
  • まとめ買いのつもりが、つい余計なものもカゴに
  • ネット通販で「今だけセール」に乗ってしまう

こうした行動が重なり、「気づいたらもう残高が…」という結果を招きます。

財布をダイエットさせない工夫

給料日直後こそ、“守りの仕組み”を作ることが大切です。

  • 先に貯金を分ける:給料が入ったら自動的に定額を別口座へ。
  • 予算を分ける:食費・交際費などを袋やアプリで管理する。
  • プチご褒美をルール化:「給料日後に1回だけ贅沢ランチ」など、意図的に楽しみを設定する。

「余ったら貯金」ではなく、「使う前に取り分ける」がポイントです。

最後に

財布のダイエットは放置すると、家計のダイエット(節約生活の強制)につながりかねません。
だからこそ、給料日直後の行動を変えることが、長期的なお金の安定につながります。

それではまた。
#慎一のマネー講座 では、日常に潜む“お金のクセ”を一緒に見直していきましょう。