こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
今回のテーマは、多くの家庭で最大の重荷となる「教育費」。
「気づいたら家計が追いつかない」
「まさかこんなにかかるとは」
そう口にする親御さんは少なくありません。
でも実は、教育費の増え方はロケットのように“三段階”でやってくるのです。
きっかけは「中学受験が家計を直撃」
あるご家庭のケース。
小学5年生の息子さんのために塾へ通わせ始めたところ、
月謝+模試代+季節講習で、年間100万円を超える出費に。
「こんなにかかるなんて知らなかった」と奥様は苦笑い。
でも、これは“想定できる第一段”にすぎません。
教育費の三段ロケットとは?
教育費は大きく3回、急上昇します。
- 小学校高学年〜中学受験期
塾代・模試代・講習費が一気に跳ね上がる。 - 高校進学期
私立進学なら入学金+制服・教材費で数十万円。
加えて、塾や予備校代が本格化。 - 大学進学期
入学金+授業料+仕送り。
地方進学なら「家賃6万+生活費」が丸ごと追加。
この“段階的ジャンプ”を知らずに構えていると、家計は必ず息切れします。
導入した仕組み──「教育費カレンダー」
私が提案するのは、
お子さんの学年を軸に「10年先までの教育費カレンダー」を作ること。
例:
- 小6〜中3:塾代ピーク期
- 高1〜高3:学費+予備校費
- 大学入学:初年度納付金+家賃準備
こうして“見える化”すると、
「あと3年で100万円必要になる」と早めに動けるのです。
家庭の反応──「焦りから準備へ」
教育費カレンダーを導入したご家庭からは、
「漠然とした不安が“数字の形”になった」
「だから逆に、備え方が分かって安心した」
という声をよくいただきます。
最後に
教育費は“突然の津波”ではなく“規則正しいロケット発射”。
先回りして燃料(資金)を積んでおけば、慌てずに飛び立てます。
それではまた。コーヒー片手に #慎一のマネー講座 でもお会いしましょう。