【データ共有の効率化でコストを減らす】“送る”より“置く”発想へ

2025年8月15日

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芹沢慎一

こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。

テレワークやオンライン業務が当たり前になった今、
私たちは日々、データのやり取りをしています。
メール添付、クラウドストレージ、チャット送信…。
一見、便利に見えるこれらの仕組みですが、やり方次第ではコストがじわじわ膨らむのをご存じでしょうか。

落とし穴1:メール添付による無駄な容量課金

大容量ファイルを毎回メール添付で送っていると、メールサーバーの容量契約を上げざるを得なくなります。
しかも送信するたびに同じデータが複数の場所に複製され、ストレージが圧迫されます。

落とし穴2:クラウドストレージの“放置ファイル”

クラウドは便利ですが、削除や整理を怠ると、数年前のプロジェクト資料や重い動画が容量を食い続けます。
気づけば容量追加オプションで毎月数千円。
これは完全に“保管料”の無駄払いです。

コスト削減の3つの方法

  1. “送る”から“置く”へ発想転換
    必要なデータはクラウドの共有フォルダに置き、URLを共有。これなら複製の無駄がなくなります。
  2. 定期的なファイル断捨離
    3か月に一度、古いデータを整理。使わないものはローカルか外付けHDDへ。
  3. 権限設定の最適化
    誰でもアクセスできる状態はセキュリティリスクにも。必要な人だけに限定して運用。

最後に

データ共有は、速さと安全性だけでなく、「コスト効率」という視点も大切です。
データを減らすことは、クラウド代の節約だけでなく、情報漏えいリスクの低下にもつながります。
“置き方”と“持ち方”を見直すだけで、お金もデータもスリムになるのです。

今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
#慎一のマネー講座 もお忘れなく。