こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
今日は、スーパーやネット通販でついやってしまう「まとめ買い」のお話です。
節約のつもりでやっているのに、気づけばお財布が軽くなっていた…という経験、ありませんか?
事例:冷凍庫がパンパンのBさん
Bさん(40代・パート勤務)は、3人家族の主婦。
ある日、スーパーで冷凍食品が“3割引”になっているのを見つけ、まとめて購入。
さらに、ネット通販で日用品を箱買いして送料無料に。
その結果、冷凍庫も押し入れもパンパン。
しかも、賞味期限切れや在庫忘れで捨ててしまったものもチラホラ…。
Bさんはこう振り返ります。
「安く買ったつもりが、結局ムダにしてました」
「まとめ買い貧乏」のメカニズム
- 在庫が多いと、使い方が雑になる
「どうせあるし…」と使う量が増える。 - お金が“先に出ていく”
一度に数千円〜数万円が出ていくため、月末の余裕が減る。 - 支出感覚が麻痺する
「割引だからOK」という判断で、本来必要ないものまで買ってしまう。
芹沢流・賢い買い方のポイント
- 在庫は“使い切り3日ルール”で管理
食品や日用品は、在庫が3日分を切ったら補充。 - まとめ買いは“確実に使う物”だけ
調味料や洗剤など、消費ペースが安定しているものに限る。 - 買う前に“冷蔵庫の棚卸し”
買い物リストを作る前に冷蔵庫と食品棚をチェック。これだけでムダ買いは激減します。
最後に
節約は「買う時」より「買わない選択」にこそ力があります。
まとめ買いはうまく使えば家計の味方ですが、油断すると静かにお財布を圧迫します。
買い物かごに商品を入れる前に、ほんの数秒――
「これ、本当に必要?」と心の中でつぶやいてみてください。
その小さなひと手間が、1か月後のお財布を笑顔にします。
それではまた。
#慎一のマネー講座 でもお会いしましょう。