【テレワーク環境のコスト最適化】便利と快適のバランスを探せ

2025年8月15日

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芹沢慎一

こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。

テレワークが当たり前になってからというもの、
「働く場所の自由」と引き換えに、私たちは新しい出費を背負うようになりました。
自宅のネット回線、電気代、パソコンの周辺機器、オンライン会議用サービス…。
最初は必要経費と思って揃えたものが、気づけば固定費の山になっているケースは少なくありません。

快適さのために“過剰投資”

ある企業では、テレワーク導入初期に社員全員へ最新型ノートPC+大型モニターを支給しました。
しかし使いこなせていない社員も多く、結果的に宝の持ち腐れに。

個人でも同じです。
「テレワークだから椅子は5万円のエルゴノミクスチェア!」と奮発しても、
週2日しか使わないのではコスパは低下します。

サービスの二重払い

クラウド会議システムやチャットツールを、部署ごとに別契約している例も多く見ます。
一社でZoom、Teams、Google Meet全部を契約しているなんてことも。
利用頻度を見直せば、ほとんどは1〜2本に集約可能です。

最適化の3つのステップ

  1. 使用頻度の可視化
    1か月間、ハード・ソフト両方の利用状況を記録する。
  2. 固定費と変動費を分けて考える
    月額契約サービスは固定費、消耗品は変動費。削減は固定費から。
  3. 社内・家庭内での共有
    高価な機材やサービスは、家族や同僚とシェアできるか検討。

最後に

テレワーク環境は、揃えるのは一瞬、維持するのは永遠。
快適さの追求は悪くありませんが、「今の自分の働き方に本当に必要か?」を定期的に問い直すことが、
お金にも仕事にも、ちょうどいいバランスをもたらします。

今日の話が、あなたの財布にも心にも、少しの余裕を作れたら嬉しいです。
それでは、また次回。