こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
テレワークが当たり前になってからというもの、
「働く場所の自由」と引き換えに、私たちは新しい出費を背負うようになりました。
自宅のネット回線、電気代、パソコンの周辺機器、オンライン会議用サービス…。
最初は必要経費と思って揃えたものが、気づけば固定費の山になっているケースは少なくありません。
快適さのために“過剰投資”
ある企業では、テレワーク導入初期に社員全員へ最新型ノートPC+大型モニターを支給しました。
しかし使いこなせていない社員も多く、結果的に宝の持ち腐れに。
個人でも同じです。
「テレワークだから椅子は5万円のエルゴノミクスチェア!」と奮発しても、
週2日しか使わないのではコスパは低下します。
サービスの二重払い
クラウド会議システムやチャットツールを、部署ごとに別契約している例も多く見ます。
一社でZoom、Teams、Google Meet全部を契約しているなんてことも。
利用頻度を見直せば、ほとんどは1〜2本に集約可能です。
最適化の3つのステップ
- 使用頻度の可視化
1か月間、ハード・ソフト両方の利用状況を記録する。 - 固定費と変動費を分けて考える
月額契約サービスは固定費、消耗品は変動費。削減は固定費から。 - 社内・家庭内での共有
高価な機材やサービスは、家族や同僚とシェアできるか検討。
最後に
テレワーク環境は、揃えるのは一瞬、維持するのは永遠。
快適さの追求は悪くありませんが、「今の自分の働き方に本当に必要か?」を定期的に問い直すことが、
お金にも仕事にも、ちょうどいいバランスをもたらします。
今日の話が、あなたの財布にも心にも、少しの余裕を作れたら嬉しいです。
それでは、また次回。