【海外で知った便利さと落とし穴】 「現金派」の私がキャッシュレス派に寝返った日

2025年8月15日

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芹沢慎一

こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。

今日は、私が海外生活で学んだ「キャッシュレス決済の賢い使い方」についてお話しします。

海外での現金信仰が崩れた瞬間

シンガポール駐在初日。
現地通貨を下ろすためATMに並び、やっと手に入れた紙幣を握りしめてタクシーへ。
しかし、運転手にこう言われました。
「現金?お釣りないよ」

その日から私は、VISAタッチやモバイル決済アプリを使い始めました。
結果、現金を持ち歩く場面はほとんどゼロに。

キャッシュレス決済のメリット

  • 支払いがスムーズ:並んでいる人に迷惑をかけない
  • 防犯面で安心:多額の現金を持ち歩かなくて済む
  • 利用明細が残る:後から家計管理や経費精算が楽

特に観光地や大都市では、屋台でもカードやQR決済が使える国が増えています。

気をつけたい手数料のワナ

便利さの裏にあるのが海外利用手数料
クレジットカードの場合、決済金額の1.6〜3%が加算されることがあります。

さらに、現地のATMでカードを使うと、銀行側の手数料も上乗せされます。
「手数料でランチ1回分消えた」なんてことも珍しくありません。

為替レートを味方につける方法

  • 現地通貨建てで支払う:決済時に「円に換算しますか?」と聞かれたらNO。現地通貨のほうがレートが有利な場合が多いです。
  • 海外利用手数料無料のカードを用意:最近は年会費無料で手数料0%のカードもあります。
  • 旅行前にプリペイド型カードへチャージ:為替が安いタイミングでチャージすれば、レート変動リスクを減らせます。

最後に

海外キャッシュレス決済は、「使い方次第」で最強の旅の味方になります。
ただし、便利さの影にある手数料為替の罠を知らないまま使うと、気づかぬうちに出費が膨らみます。

旅の準備はパスポートや荷物だけではありません。
「支払いの作戦」を立てておくことも、安心で快適な旅の鍵です。

次の旅は、財布よりスマホの充電を気にする――そんな軽やかなスタイルで楽しんでみてください。

それでは!