こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
今日は、私が海外生活で学んだ「キャッシュレス決済の賢い使い方」についてお話しします。
海外での現金信仰が崩れた瞬間
シンガポール駐在初日。
現地通貨を下ろすためATMに並び、やっと手に入れた紙幣を握りしめてタクシーへ。
しかし、運転手にこう言われました。
「現金?お釣りないよ」
その日から私は、VISAタッチやモバイル決済アプリを使い始めました。
結果、現金を持ち歩く場面はほとんどゼロに。
キャッシュレス決済のメリット
- 支払いがスムーズ:並んでいる人に迷惑をかけない
- 防犯面で安心:多額の現金を持ち歩かなくて済む
- 利用明細が残る:後から家計管理や経費精算が楽
特に観光地や大都市では、屋台でもカードやQR決済が使える国が増えています。
気をつけたい手数料のワナ
便利さの裏にあるのが海外利用手数料。
クレジットカードの場合、決済金額の1.6〜3%が加算されることがあります。
さらに、現地のATMでカードを使うと、銀行側の手数料も上乗せされます。
「手数料でランチ1回分消えた」なんてことも珍しくありません。
為替レートを味方につける方法
- 現地通貨建てで支払う:決済時に「円に換算しますか?」と聞かれたらNO。現地通貨のほうがレートが有利な場合が多いです。
- 海外利用手数料無料のカードを用意:最近は年会費無料で手数料0%のカードもあります。
- 旅行前にプリペイド型カードへチャージ:為替が安いタイミングでチャージすれば、レート変動リスクを減らせます。
最後に
海外キャッシュレス決済は、「使い方次第」で最強の旅の味方になります。
ただし、便利さの影にある手数料や為替の罠を知らないまま使うと、気づかぬうちに出費が膨らみます。
旅の準備はパスポートや荷物だけではありません。
「支払いの作戦」を立てておくことも、安心で快適な旅の鍵です。
次の旅は、財布よりスマホの充電を気にする――そんな軽やかなスタイルで楽しんでみてください。
それでは!