【保険なんていらない?】旅先トラブルと向き合う勇気

2025年8月15日

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芹沢慎一

こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。

今回は、私がシンガポール駐在時代に体験した“保険のありがたみ”についてお話しします。

「たぶん大丈夫」で行った結果

20代のころ、初めてアメリカに行ったときの話です。
「若いし健康だし、保険なんて必要ないでしょ」と思い、加入せず渡航しました。

ところが、現地で食あたりを起こし、病院で点滴。
会計で渡された請求書は――約15万円
たった半日、病院にいただけでです。

海外の医療費は桁が違う

国によっては、ちょっとした治療でも日本の5倍以上の費用がかかります。
骨折や入院ともなれば数百万円も珍しくありません。

「カード付帯保険があるから安心」という方も多いですが、
補償額や条件をよく見ると、実は足りないケースもあります。

保険選びの3つのポイント

  1. 治療・救援費用の上限額
    最低でも1,000万円以上が望ましい。
  2. キャッシュレス診療が可能か
    現地で現金を立て替えず、直接保険会社が支払ってくれる仕組み。
  3. 携行品損害や旅行中断補償の有無
    スマホやカメラの盗難、家族の急病による帰国費用もカバーできると安心。

「安さ」より「安心」を買う

もちろん、保険料は安いに越したことはありません。
ですが、もしものときに「加入しておけばよかった」と思うなら、
それは最初から“安心を買っておくべき出費”です。

私はあの15万円の痛い出費以来、必ず海外旅行保険に入るようになりました。
おかげで、シンガポール滞在中に娘が怪我をしたときも、現地病院でキャッシュレス診療が受けられました。

最後に

旅は予期せぬことの連続です。
保険は「起きてほしくない出来事」に備えるための、心の防波堤。

加入するかしないかは自由ですが、
「起きたときの自分を助けられるか?」と一度は問いかけてみてください。

そのひと手間が、旅をもっと安心で自由なものにしてくれます。

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