こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
今回は、私がシンガポール駐在時代に体験した“保険のありがたみ”についてお話しします。
「たぶん大丈夫」で行った結果
20代のころ、初めてアメリカに行ったときの話です。
「若いし健康だし、保険なんて必要ないでしょ」と思い、加入せず渡航しました。
ところが、現地で食あたりを起こし、病院で点滴。
会計で渡された請求書は――約15万円。
たった半日、病院にいただけでです。
海外の医療費は桁が違う
国によっては、ちょっとした治療でも日本の5倍以上の費用がかかります。
骨折や入院ともなれば数百万円も珍しくありません。
「カード付帯保険があるから安心」という方も多いですが、
補償額や条件をよく見ると、実は足りないケースもあります。
保険選びの3つのポイント
- 治療・救援費用の上限額
最低でも1,000万円以上が望ましい。 - キャッシュレス診療が可能か
現地で現金を立て替えず、直接保険会社が支払ってくれる仕組み。 - 携行品損害や旅行中断補償の有無
スマホやカメラの盗難、家族の急病による帰国費用もカバーできると安心。
「安さ」より「安心」を買う
もちろん、保険料は安いに越したことはありません。
ですが、もしものときに「加入しておけばよかった」と思うなら、
それは最初から“安心を買っておくべき出費”です。
私はあの15万円の痛い出費以来、必ず海外旅行保険に入るようになりました。
おかげで、シンガポール滞在中に娘が怪我をしたときも、現地病院でキャッシュレス診療が受けられました。
最後に
旅は予期せぬことの連続です。
保険は「起きてほしくない出来事」に備えるための、心の防波堤。
加入するかしないかは自由ですが、
「起きたときの自分を助けられるか?」と一度は問いかけてみてください。
そのひと手間が、旅をもっと安心で自由なものにしてくれます。
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