こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
突然ですが、あなたにとってお金ってどんな存在でしょう?
- 「必要不可欠な相棒」
- 「胃の痛みの原因」
- 「もっと欲しいけど、なかなか仲良くなれない存在」
私はよく、お金を“友達”に例えます。
良い友達はあなたの人生を豊かにしてくれる。
でも、付き合い方を間違えると、振り回されて疲れてしまう。
今日は、その“お金との上手な付き合い方”を、貯金と投資の視点から見ていきましょう。
「貯金」と「投資」、似て非なる2人
まずは貯金。
これは言うなれば、引っ越しのときに手伝ってくれる頼れる幼なじみ。
すぐに駆けつけてくれて、困ったときに本領を発揮します。
ただし…普段はあまり“お金を増やす力”はありません。
例えば100万円を年利0.001%で預けたら、1年間で得られる利息はわずか100円。
缶コーヒー1本で消えるレベルです。
つまり、貯金は“守る力”はあるけれど、“増やす力”はほぼゼロ。
一方、投資はどうでしょう。
こちらはチャンスメーカーの新しい友達のような存在。
付き合い方によっては人生を大きく変える可能性がある。
でも、性格がちょっとクセ強で、リスクも抱えています。
投資は「怖い」?
「投資はギャンブルみたいで怖い」と言う方もいます。
確かに、株価や為替は上下しますし、元本保証はありません。
でも、それは「どの分野に、どんな方法で参加するか」で大きく変わります。
例えば積立投資。
毎月少しずつお金を投じ、時間を味方につけてリスクを分散します。
これはいきなり大金を賭けるのではなく、“友達関係をじっくり育てる”方法。
長く付き合えば付き合うほど、信頼もリターンも積み重なります。
「貯金」か「投資」か…正解は?
実は、この問いに正解はありません。
ただし、順番はあります。
- まずは緊急用の貯金(生活費の3〜6か月分)をしっかり確保。
→ 突発的な出費に対応できる土台を作る。 - そのうえで余裕資金を投資に回す。
→ 長期的に資産を増やし、将来の選択肢を広げる。
このバランスが取れると、お金は“頼れる幼なじみ”と“刺激的な新しい友達”の両方になります。
お金を「働かせる」
お金はただ持っているだけでは、何もしてくれません。
じっとしているだけの友達よりも、あなたの未来のために動いてくれる友達のほうがいいですよね。
そのためには、ちょっとの勉強と計画が必要です。
- 何に投資するか
- どのくらいの期間続けるか
- どこまでのリスクを許容できるか
この3つを考えるだけで、将来の安心感がぐっと増します。
最後に
お金は敵でも味方でもありません。
あなたがどんな関係を築くかで、その立ち位置が決まるんです。
「お金と、長く付き合える友達関係を築く」——そのきっかけにしてみてください。
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