こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
「投資ってギャンブルみたいで怖い」
「損したらどうするの?」
こういう声、講座でもよく聞きます。
でもね、ちょっと違うんです。投資のリスクって、まるで炎のようなもの。触れ方を間違えれば火傷しますが、適切に使えば料理も暖房もできる。
つまり、リスクは“悪者”ではなく、使い方次第の相棒なんです。
投資の世界はレストランのメニューみたいなもの
投資にもいろんな種類があります。いわば「メインディッシュ」から「デザート」まで豊富なラインナップ。ざっくりおさらいしておきましょう。
- 株式投資
企業の成長に乗っかるスタイル。うまくいけば高いリターン、でも天気(市場)が荒れると値下がりも。
言うなれば「刺激強めのエスニック料理」。 - 債券投資
国や企業にお金を貸し、利息を受け取る。安定感はあるけれど、味付けは控えめ。
例えるなら「和食の煮物」。 - 投資信託
プロが複数の投資先をミックスして運用。初心者でも手軽に多品目を味わえる。
まるで「ビュッフェスタイル」。 - 不動産投資
物件を買って家賃収入を得る。手間も資金もかかるけれど、長期的に頼れる一皿。
これは「じっくり煮込んだビーフシチュー」。
リスクをやわらげる4つの“調理法”
投資を始めるなら、ただ食材(投資商品)を選ぶだけでなく、調理法(リスク管理)を知ることが大事です。
- 分散投資
卵をひとつのカゴに盛らない。株式だけじゃなく債券・不動産も混ぜる。
レストランで「前菜・スープ・メイン」をバランスよく頼む感覚です。 - 長期投資
一晩寝かせたカレーのように、時間が旨味(リターン)を引き出す。
短期の味見で判断しないこと。 - リバランス
味が偏ってきたら、塩やスパイスを足して調整するように、資産配分も定期的に見直す。 - ドルコスト平均法
毎月同じ額で買い続け、価格の波を均す。
旬の食材を毎月少しずつ買うようなものです。
最後に
投資は「当たるか外れるか」ではなく、「どう管理するか」がすべて。
怖がるより、知って、整えて、少しずつ慣れること。
炎を操れるようになれば、あなたの資産は焦げることなく、じっくりと育っていきます。
次の休日、カフェでコーヒーを飲みながら、自分の“資産レシピ”を考えてみませんか?
それでは、また次回お会いしましょう。