【投資編】 「リスクは悪者じゃない」投資と上手に付き合う方法

2025年8月13日

//

芹沢慎一

こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。

「投資ってギャンブルみたいで怖い」
「損したらどうするの?」

こういう声、講座でもよく聞きます。
でもね、ちょっと違うんです。投資のリスクって、まるで炎のようなもの。触れ方を間違えれば火傷しますが、適切に使えば料理も暖房もできる。

つまり、リスクは“悪者”ではなく、使い方次第の相棒なんです。

投資の世界はレストランのメニューみたいなもの

投資にもいろんな種類があります。いわば「メインディッシュ」から「デザート」まで豊富なラインナップ。ざっくりおさらいしておきましょう。

  1. 株式投資
     企業の成長に乗っかるスタイル。うまくいけば高いリターン、でも天気(市場)が荒れると値下がりも。
     言うなれば「刺激強めのエスニック料理」。
  2. 債券投資
     国や企業にお金を貸し、利息を受け取る。安定感はあるけれど、味付けは控えめ。
     例えるなら「和食の煮物」。
  3. 投資信託
     プロが複数の投資先をミックスして運用。初心者でも手軽に多品目を味わえる。
     まるで「ビュッフェスタイル」。
  4. 不動産投資
     物件を買って家賃収入を得る。手間も資金もかかるけれど、長期的に頼れる一皿。
     これは「じっくり煮込んだビーフシチュー」。

リスクをやわらげる4つの“調理法”

投資を始めるなら、ただ食材(投資商品)を選ぶだけでなく、調理法(リスク管理)を知ることが大事です。

  1. 分散投資
     卵をひとつのカゴに盛らない。株式だけじゃなく債券・不動産も混ぜる。
     レストランで「前菜・スープ・メイン」をバランスよく頼む感覚です。
  2. 長期投資
     一晩寝かせたカレーのように、時間が旨味(リターン)を引き出す。
     短期の味見で判断しないこと。
  3. リバランス
     味が偏ってきたら、塩やスパイスを足して調整するように、資産配分も定期的に見直す。
  4. ドルコスト平均法
     毎月同じ額で買い続け、価格の波を均す。
     旬の食材を毎月少しずつ買うようなものです。

最後に

投資は「当たるか外れるか」ではなく、「どう管理するか」がすべて。
怖がるより、知って、整えて、少しずつ慣れること。

炎を操れるようになれば、あなたの資産は焦げることなく、じっくりと育っていきます。
次の休日、カフェでコーヒーを飲みながら、自分の“資産レシピ”を考えてみませんか?

それでは、また次回お会いしましょう。