こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
さて、今日はちょっと堅い話をしようと思いますが、ちょっとだけユーモアも加えてお届けしますね。
先日、ある地方自治体から「市民向けのマネーリテラシー講座を開催したいんだけど、どうしたらいい?」というお声がありました。
ええ、もちろん依頼を受けたのは私です。「何か一肌脱がねば!」と思い、さっそく準備に取りかかりました。さすがに市民向けですから、カジュアルかつ実用的に。
だって、長々と税金の仕組みや年金制度を説明しても、「難しいからスルーしよう」というのが常ですから。
まず最初に、「お金って何だろう?」から始める
何が一番重要か?それは「お金」そのものの価値を理解すること。
なぜ私たちはお金を使うのか?
それはただ「便利だから」ではありません。お金は、「交換手段」。しかも「価値の保存」といった役割も持っています。
お金を手にした瞬間から、何を買い、どんなものに交換するかを考えることが、実はすごく大切なスキルなのです。
そこで、いきなり「お金の使い道」や「生活費の管理」などを話す前に、「お金がどれだけ価値を持っているのか」を体感してもらうため、次のようなシンプルなワークショップを行いました。
「税金、どこに使われてる?」クイズ
Q: 「あなたの町で使われる税金の中で、最も多い割合を占めるものはどれでしょう?」
- A. 街の清掃活動
- B. 市役所の職員給与
- C. 教育施設の整備
- D. 交通インフラの整備
…さて、どうでしょう?
市民の皆さんには少し考えてもらいました。実際、このクイズは、税金の使い道を身近に感じてもらうための“アイスブレイク”です。
結果、正解がわかった瞬間に、会場からは「ええー、そんなに使われてるんだ!」という驚きの声が上がりました。
答えは、意外にも 「B. 市役所の職員給与」。多くの自治体では、確かに人件費が一番の支出となっているのです。
そして「お金を管理する力」の重要性
税金の使い道を知ってもらった後は、当然次のステップです。
「自分の家計も、ちゃんと管理できてる?」という話です。
「家計簿つけるの、面倒じゃない?」と思った方、残念ながら今すぐ財布を取り出して、やってみましょう!(笑)
実際、家計簿は面倒かもしれませんが、「何に使ったか」を把握するだけでも、無駄遣いを減らす第一歩です。
そこで参加者の皆さんには、簡単な「月々の支出チェックシート」を使って、実際に「今月、どんな支出が多かったか」を分析してもらいました。
すると、ある方が「意外とカフェ代がかかってた!」と気づき、「無駄遣いを減らすことができそう!」と目を輝かせて言ったのです。
これぞ、まさに「気づきの力」!
講座終了後、参加者からの反響
講座の終了後には、参加者から嬉しいフィードバックが続々と届きました。
中でも印象的だったのは、こんな言葉
「お金って、使うことよりも管理する方が大事なんですね。これからは家計簿をつけるのが楽しみです!」
それを聞いた私は、「ようこそ、マネー管理の世界へ!」と心の中でガッツポーズを決めました。
最後に
マネーリテラシーの講座というと、難しく感じる方も多いかもしれませんが、実は私たちの日常生活に密接に関わっているんです。
「お金を知る」 「お金を管理する」 「お金を使う」──これを上手にやることこそが、実は未来の安心感を生む第一歩。
これからも、私は「わかりやすい金融教育」を追求し、自治体や企業、教育機関など、様々な場所でお手伝いしていきたいと考えています。
#慎一のマネー講座 のSNSでも、こんな簡単で楽しい金融情報を発信していますので、ぜひチェックしてみてください。
それでは、次回もお楽しみに。このブログを読んでくださった方に、心から感謝の気持ちを送ります。