こんにちは。
マネーリテラシー講師の芹沢慎一です。
突然ですが、あなたにとって「お金」ってどんな存在ですか?
「生活に必要不可欠なもの」?「ストレスの元」?それとも、「もっと欲しいけど、なかなか手に入らないもの」?
今日は、そんなお金との関係について、ちょっとだけ考えてみましょう。もちろん、堅苦しい話ではありません。ウィットを効かせつつ、楽しくお金の知識をお届けします。
お金との上手な付き合い方、はじめの一歩
まず最初に、「貯金」と「投資」の違いについて触れましょう。これ、思った以上に混同されがちです。
「貯金」と聞くと、ほとんどの人は「銀行にお金を預けること」を思い浮かべますよね。でも、ちょっと待ってください。貯金って本当にあなたを助けてくれるのか?という問題が出てきます。
想像してみてください。
もし、あなたが100万円を銀行に預けたとしましょう。そして、その年の利息が…0.001%だった場合。100万円を預けても、1年間で得られる利息はたったの100円!
あなたが1日1杯のコーヒーを飲んでいる間に、銀行は黙々と利息をかき集めているわけです。でも、その「集めている額」はかなり控えめ。
「お金を預けるだけで増えるなら、それはすごい!」と思うかもしれませんが、残念ながら銀行の貯金だけでは、あなたのお金が働いてくれることはほぼありません。
では、「投資」はどうか?
一方で、「投資」とは、お金を別の方法で運用して、より多くのお金を得るための手段です。
ここで大切なのは、リスクを取る覚悟が必要だということ。投資はお金を増やすチャンスを与えてくれますが、必ずしも「増える」とは限らない、という事実を知っておくべきです。
「じゃあ、リスクを取るのって怖い!」と思うかもしれませんが、まず考えてほしいのは「どんな投資をするか」です。株式や不動産、投資信託…それぞれのリスクとリターンが異なります。賢く選べば、リスクを最小限に抑えることも可能です。
実際、少額からでも投資を始めることができる時代です。例えば、積立投資。毎月少しずつお金を投資していく方法で、リスクを分散させながら長期的にお金を増やしていく方法です。
これなら、最初から大きな額を投じなくても、徐々に資産を形成できます。
貯金と投資のバランスを取る
さて、ここで「貯金か投資か」という二択が出てきますが、答えはシンプル。「両方」です。
貯金は緊急時のためにあるもの。例えば、急に車が壊れたり、家電が壊れたりする場合に、手元にある貯金でその不安をカバーすることができます。
一方、投資は長期的な資産形成を目的としています。将来のためにコツコツとお金を増やしていく。それが投資の本質です。
「どちらが先か?」と聞かれると、まずは緊急用の貯金をしっかりと確保してから、その後に余裕のある資金を投資に回すのが理想的です。これで、リスク管理もバッチリ。まさに、お金のリスク分散というわけです。
そして「お金の心構え」を大切に
お金について考えるとき、どうしても「増やしたい!」という欲が先行しがちです。でも、お金を上手に使うことができれば、生活の質も向上しますし、精神的にも余裕が生まれます。
例えば、無理に贅沢な生活を追い求めるのではなく、自分にとって本当に大切なことにお金を使うこと。それが「お金との良い付き合い方」です。
そして、どんな方法であれ、お金は「働かせるもの」です。あなたの手元でじっとしているお金は、実はあまり役に立っていないかもしれません。
お金を賢く働かせるためには、少しの勉強と計画が必要です。それこそが、真の「お金持ち」への第一歩です。
最後に
いかがでしたか?
今日は、貯金と投資について、ちょっとした考え方をシェアしてみました。お金は単なる道具です。あなたの未来を作るためのツールなのですから、上手に使って、少しずつ増やしていきましょう。
次回は、もう少し具体的に、投資の種類やリスクを減らす方法についてもお話ししようと思います。
それでは、次回の更新をお楽しみに!